一昨日から親友の礼くんが家に滞在しています。
彼はシタール奏者で、家に来ても熱心に練習を欠かしません。
朝はちりとてちんをみて、手作りチャイを飲み、おもむろにシタールを手にとるのです。
そんな中今日僕は目を覚ましました。
徐々にはっきりとして来る意識の中、その音色は軟水の様に身体に染み渡り、眠気とは違う心地好さをもたらしてくれました。
遥か昔インドの王子も何処からか聞こえて来るシタールの音色にゆったりとした朝を迎えたかもしれません。
こんな贅沢な朝を迎えたのは僕にとっては初めてで、それはそれは幸せなのでした。
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