見覚えのある橋、それは偶然にも僕が昔住んでいた埼玉は朝霞市の橋だった。駅前から大学に向かうために通り、むしろアパートへの帰り道だったあの橋。懐かしい思い出が一気溢れ、何故か悲しい訳でもないのに涙が出そうになった。
ベロベロに酔って転がった橋、デートに遅れそうで走った橋、50のVespaで二ケツして渡った橋、ネギの出たスーパーの袋を持って歩いた橋。
目黒川の土手や近くを走る東上線、遠くに見えるラブホテルのネオンまで、あの時と変わらない夜の橋。
今、この時もどこかのサークルが河原で酒を酌み交わしているかと思うと、混じって飲みたくなる。
あの時の仲間はいま何してるのかなぁ、そしてもし見てたら気がついたろうか。
あの橋の下、目黒川には今も僕の青春が流れている。
なんてクサいこと思ったりして、でも青春はクサいもんだよね。
写真は”クサい当時”にお台場にて。ちっちゃなバイクでどこでも行ったね。それが全てだった。このうち1人は劇中よろしく本当に警察官になっちゃった。
ボクもアナタも青春ばんざい!!