2013年3月25日月曜日

漢、高倉健。

あまり公表してない趣味ですが、実は映画を良く見ます。
といっても映画館で見ることは稀で、専らDVDを一人視聴です。

さらに、新しい映画は基本的に見ません。むしろ古い映画を好む傾向にあります。

さらにさらに、最近は洋画よりも邦画です。

昭和の社会風俗が好きなので、それを少しでも感じたいのです。


ふと気がつくとコレクションは高倉健の出演作が多くなってました。ただし任侠モノ以外です。



「海峡」
 青森の竜飛から、函館の吉岡まで世界一のトンネルを掘る男たちとそれを見守る女たちの物語。妻と離れ、父の死に目にも遭えず、ただひたすらにその身を青函トンネルに投じる。男の仕事に対する姿勢の一つの美談。開通の発破シーンは胸に迫るものがあります。吉永小百合と森繁久彌の名演も見所!




「居酒屋兆治」
 「総務の仕事ってお前何か知ってるか?今までの仲間の首を切ることだ。俺のどこにそんなことする権限がある。」ここでもやはり健さんは愚直一本。港町函館、造船会社を辞め、男はしがらみから逃れるように焼き鳥屋を始める。そこに集まる人々の人間模様が面白い。ひたすらに男を支える妻、昔男とバッテリーを組んでいた肉屋、退職後競馬と若い妻に夢中な元先生、難癖と因縁の付け方は天下一品なタクシー会社副社長、その下で働くスケベで優しいタクシー運転手の幼なじみ、そして昔の女とその夫。
そしてキャスティングが素晴らしい。今見ると、とにかく豪華なんだけど、それ以上に合ってる。東野英治郎、佐藤慶、大滝秀治、池部良、伊丹十三、田中邦衛、左とん平、小松政夫、小林稔侍、武田鉄矢、細野晴臣、加藤登紀子、ちあきなおみ、大原麗子etc。さ、誰が誰を演じているでしょうか?




今夜は2作をピックアップしてみました。どちらもゲオで100円で借りれるので、お時間のある方は日本酒片手に観てください。きっとタイムスリップできますよ。