2008年10月25日土曜日

蕎麦馬鹿一代

今日は蕎麦を喰らうためだけに代々木上原にやって来た。

名は山せみ

せいろ一枚750円からなので高級の部類に入るだろう。

まずは一杯、伊達は一の蔵を冷で一合。肴は蕎麦味噌焼。

司馬遼太郎の竜馬がゆくを片手に酒が回る。
もう一合追加し、酒盗おろしで舌鼓を打つ。
酒が余ったので今が旬、銀杏の塩煎りを頼む。かんかんに煎られた天塩に殻が焦げた銀杏が埋まって出された。

〆は蕎麦。辛味大根せいろを二枚。
鼻をつく辛味が辛口のかえしとあいまって珠玉の風味となる。
(かつて働いていた蕎庭のそれと並ぶな)

負けじ劣らずの味に感心すると、竜馬は土佐から脱藩していた。


誠、御馳走であった。

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